464:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:06:11.68 ID:ha7ZcpN9o
崩落。
頭上の天蓋が砕け飛び、星空を背負い現れるのはアタックフォルムのデオキシス。
ただしその体に纏ったエネルギー量、効率は先ほどまでの比ではない。
英玲奈が、そしてダイヤが跳ね起きて天井を見上げている。
ダイヤ「こ、この感覚は…!?」
穂乃果「ダイヤさん!」
英玲奈はテッカグヤを繰り出し、片足を掛けて飛ぶ姿勢へ。
狼狽する穂乃果へと目を向け、手短に口を開く。
英玲奈「君は好ましい。一つだけ助言を与えよう。
デオキシスは同族が倒された際、その戦闘経験を共有し蓄積する。故に…この個体は最強」
『キルォルルォレルラロロロルル』
穂乃果「変形してる!?」
宙空のデオキシスは攻性、堅固、俊敏と自在に姿を切り替えていく。
穂乃果が倒したスピードフォルムや、誰かしらが倒したディフェンスフォルム、その前にいたはずの基本形。
その三体の能力が面前の個体にはフィードバックされていて、生み出されるのは恐るべき戦闘力。
英玲奈「デオキシスは計画にとってイレギュラー。だが、足止めに利用させてもらう」
穂乃果「待っ…」
英玲奈「さよならだ、高坂穂乃果」
飛翔。
同族と見て反応を示さないデオキシスの横を通り抜け、止める間もなくそれを見送る穂乃果。
凛「み、つ、け、た!にゃああああっ!!!!」
交錯、飛び去る英玲奈とニアミスで飛び降りてきたのは凛!
オンバーンの背に乗っての急降下、目敏く穂乃果を見つけて声を張り上げる!
凛「穂乃果ちゃん!!こいつ捕まえるから手伝って!!」
穂乃果「うん、わかった!!」
英玲奈の言葉は事態の急転を告げていて、心に燃え上がる焦燥。
だが切り替えの早さが穂乃果の身上。
そう、まずはこのデオキシスを倒さなくては話にならない!
穂乃果「いくよっ!ガチゴラス!!」
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