554:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:10:07.81 ID:ha7ZcpN9o
絵里「フリーザー、“れいとうビーム”」
応じ、高らかに嘶き。
フリーザーの嘴から空中へ、六花の文様が罅走る。
その中心の温度が見る間に下がり、放たれる蒼白の光。
降り、細く鋭く。デオキシスはそれを紙一重で回避する。
着弾…からの瞬時、五メートル規模で隆起する氷塊!!!
だがフリーザーと絵里の表情を見れば、最大出力にまだ程遠いと見て取れる。
凛「なっ、何あの威力!?おかしいにゃ!!」
ダイヤ「あれこそがエリーチカのフリーザー!その精度と凍結力はトレーナー史にも稀、まさに伝説的なレベルなのです!!」
歩調は優雅に、異星人との対峙にも余裕すら漂わせ。
凍気に青く軋む空間に、絵里はデオキシスへと声を投げる。
絵里「友人たちを痛めつけてくれたようね」
『キリリロロロロロロロ』
絵里「悪気があるにせよ、ないにせよ…教育が必要ね?」
ダイヤ「え、エリーチカぁ…!!!」
「クールですわぁ〜!」という声にウインク一つ、華麗に決めてのチャンピオン登場!
…と、そんな華麗は実のところ外面だけ。
タッチの差で間に合わずにダイヤたちが死にかけていたのを目の当たり、心臓はバクバクとはち切れそうに高鳴っている。
絵里(ま、間に合わないかと…ふう、良かったぁ…)
だが、その動揺を悟らせないのが女王たる所以。
加勢しようかと窺う凛とダイヤを目で制し、単身継戦。
凛はガオガエンとライチュウ、ダイヤはディアンシー。
二人の手持ちは既に少なく、仮に突破されればトレーナーが危ない。
(防戦に徹しててね)と。
そして絵里はフリーザーを空へと舞わせ、超威力の冷凍ビームでデオキシスを追い立てる。
と同時、次の一匹をボールから繰り出している。
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