611:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 09:00:06.61 ID:ha7ZcpN9o
上昇、戦火の風に上着の裾をはためかせ。
軽やかに両腕を振るえば、強力にして細緻なサイコキネシスが視界内の牢を一斉に開放していく!!
ツバサは部下たち、アライズ団の無数の構成員の末端に至るまで、一人一人の顔と名前を克明に記憶している。
開かれた牢から駆け出してくる面々を一人、一人と確認し、上へ。
その中には鹿角聖良の姿もある。
よろめき、少しばかりやつれただろうか。だが瞳には黒く輝く意志が保たれている。
今から行われる計画における一つの大任、任せるなら聖良だろう。
ツバサはミュウツーのサイコキネシスで、聖良を宙空へ、傍らへと引き寄せる。
聖良「ツバサさん…!囚われたと聞いて、私は…!」
ツバサ「フフ、まあね。辛い目に遭った?」
聖良「…いえ、この程度。戦えます。今すぐにでも」
ツバサ「好。任務を与えるわ、付いてきて」
抱き寄せて伴い、さらに上へ。
アライズ団か否かは関係なく、ツバサは目に付くありとあらゆる牢を開放していく。
反旗を翻した囚人たちは刑務官へと殺到し、数の暴力で彼らを叩きのめしていく。
アライズ団以外の犯罪者たちも、ツバサの計画を成就させるためには良い目眩しだ。
そしてついに辿り着く行き止まり、施設の天井をこじ開け…
奈落の獄から、煌びやかな夜都ロクノシティへ。
綺羅ツバサが、ついに世界へと生還を果たす。
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