753:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:45:51.63 ID:ha7ZcpN9o
ガブリアスの腕が振り上げられ、鋭利な腕ヒレが月光に照らされる。
その刃は刑事スマイル、矢澤にこの細首へと狙いを定めていて…
にこ「だから、後は…」
━━━墜下。
降り立つ静炎、揺らめく青の灯火。
黒身青翼、振り下ろされた刃を受け止めるは強靭なる竜の爪。
眼差しは靭く、秘めた闘志は青色に熱気を高め。
同刻、ハイウェイを疾駆する一台のバイク。
見上げ追うは空、天舞う英玲奈のテッカグヤ。
海未「園田流の教えにはこうあります。“やられたらやりかえせ”と」
英玲奈「フ、思ったよりも好戦的じゃないか」
同刻、避難者の集うポケモンセンター。
警官たちを血祭りにあげるあんじゅへと、立ち向かうは怪悪“鳥面”。
ことり「こんばんは、オトノキタウンの南ことりです。ちょ〜っとお話いいですかぁ?」
あんじゅ「あら…妙なのが湧いてきた」
そして同刻、ロクノテレビ前。
ガブリアスの一撃を受け止めたのはメガシンカ体、メガリザードンX。
その背から降り立った少女は橙の髪。その瞳には、希望の燈火が燃えていて。
にこは全身から力を抜いて、その場へ大の字に倒れ伏す。
にこ「あとは、アンタに任せるわ。穂乃果!」
穂乃果「にこちゃん、お疲れ様っ。あとは全部…私に任せて!!!」
ツバサ「……なるほどね」
三箇所同時、狙い澄ますは巨悪へのカウンター。
闇を払うべく、その存在は残された最後の希望。死力を尽くすべき刻が来た。
土壇場のエントリー、現れた最後の挑戦者。
しかしツバサは諸手を広げ、その登場を歓待する。甘んじて受け入れる。
まるで自らに課す、最後の試練だとでも言うように。
そして静かに、浮かべるは怪笑。
ツバサ「BETタイムはおしまい。さあ、ショーダウンと行きましょう?」
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