772:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:06:32.40 ID:ha7ZcpN9o
放射するは大爆火、石柱を微塵に粉砕して突破!
勢いを殺さぬままに梨子たちへと目掛けて迫ってくる!
その様を見ていた警官隊と暴徒たち、敵味方問わず、双方からどよめきが上がる。
「炎で岩を、“ストーンエッジ”を焼き尽くした!?」と、そんな驚愕が。
そんな中、しかし梨子は動じていない。
梨子(やっぱりレベルが高い…)
そう警戒を走らせつつ、梨子にとってそれは驚くべきことではない。
一定域のレベルに達したポケモンは相性差を覆すことも少なくない。
ポケモンリーグという最高峰に身を置いて、そんな場面は幾度となく目にしてきた。
(あの曜ちゃんのポケモンだもの、それくらいは当然よね)と、友人への信頼は揺るぎない。
梨子「ローブシン、壁を作って」
『ロォッ!!』
冷静に指示一つ。
ローブシンが地を叩けば地が迫り上がり、それは堅牢な壁として敵との間に立ちはだかる。
バクフーンは背火をさらに焚き、壁ごと向かいまで焼いてやろうと飛びかかる。
再び滾る爆炎、灼熱の火流が岩を焦がし溶かす。
岩壁を剥がされ露わにされたローブシンは、しかし怯むことなく睨んで受け立つ。
屈強にして老獪、武神とまで呼ばれるポケモンだ。バクフーンがいかに強者であれ、退く気は一切なし!
梨子「ローブシン、抑え役をお願い!」
『ロォォブ!』
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