826:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:05:31.33 ID:ha7ZcpN9o
鞠莉とダイヤは少し後方へと下がり、まずは様子見。
戦況は今のところ、オハラフォースと絵里の交戦に終始している。
オハラフォースの兵士たち、その一人一人の技量は極めて高い。軍人としても、トレーナーとしてもだ。
その大勢がほのおタイプのポケモンを連れている。歩く火炎放射器として軍用に広く用いられているブーバーンを始め、バクーダにブースター、カエンジシやヒヒダルマ、バクガメスなどetc.
戟を交わしつつ見回し、「壮観ね」と絵里は静かに呟いている。
こおりタイプのエキスパート、絵里に対するアンチ的な陣容を即座に整えられたのは、オハラフォースが各主要タイプに特化した兵士の頭数をまとめて確保しているため。
とりわけ攻撃性に長けたほのおタイプは軍事的な利用価値が高く、所属している中にも炎専任のエキスパートトレーナーは多い。
鞠莉「私たちがチャンプを抑えることで多くの人が救われる。オハラにとっての宣伝にもなる。誰も損しないグゥレイト!なプランでしょう?」
そう嘯いてみせる鞠莉の目は情熱の戦気と冷静な打算を併せ持つ。
まさしく勝負師、マフィア家系の商売人。その血統は伊達でない。
そんな親友の横顔に、ダイヤは呆れたようにため息一つ。
ダイヤ「相変わらずビジネスライクな思考をしますのね、鞠莉さんは」
鞠莉「ふふぅん、どうせ戦るなら利益を出せた方がベターだもの。狙うはジャイアントキリング!」
ダイヤ「まあ、貴女のそういうところが好ましいのですけれど」
鞠莉「無茶できるのはダイヤが一緒にいてくれるから。一緒に勝とう、ダイヤ!」
ダイヤ「もちろんですわ!」
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