835:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:11:57.61 ID:ha7ZcpN9o
たたらを踏みつつも、ダイヤは倒れない。
目には闘志を宿したまま、屈しかけた身を踏み止まらせている。
気合いに吠える?いや違う、目指す先はあくまで面前、スーパークールなエリーチカ。
痛みに顔は蒼白ながら、あくまで平静なままに髪をかきあげる。
その右手、捻られた親指は骨肉が蠢き、異様な姿で急速な再生を果たしている。
グロテスクささえ感じさせる光景、それがデオキシス細胞の影響だと絵里は知っている。
絵里(やっぱり、それくらいはすぐに再生できるのね)
ただ一人、鞠莉はダイヤの身に起きた変化の経緯を知らない。
再生の際にオレンジと青に染まる肉と皮膚、再生が済めば肌色に戻るとはいえ、年頃の少女なら生理的嫌悪感を抱きかねない光景だ。
そんなショッキングな姿に、ダイヤへと目を向け…
もちろん、そんな些事を気にしない胆力こそ鞠莉!
鞠莉「グッジョブ!あとそれ面白いわね、ダイヤ!」
ダイヤ「人の身に降りかかった不幸を面白いで済ませないでください」
鞠莉「ダイヤは堅物だから、そういう面白ポイントがちょっとぐらいある方がキュートかも♪」
ダイヤ「ひっぱたきますわよ!」
絵里「仲が良いのね」
鞠莉「もっちろん、ベストフレンドよ」
ダイヤ(そして…!)
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