866:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:31:27.47 ID:ha7ZcpN9o
絵里、メガユキノオーは、厳冬をダイヤへと集めていく。
これは死地。両親の、そしてルビィの顔が脳裏によぎる。
だが今のダイヤは、安心してそれを横に置くことができる。
ジムリーダーの責をダイヤが負った時点で、賢明な両親はその危険性を理解してくれている。
ルビィは…目に入れても痛くない、無邪気に笑みを浮かべる妹は、徐々に成長を見せてくれている。
まだ頼りなさげではあるが、何があってもきっと自分の足で歩いてくれる。
そしてダイヤは叫ぶ!!!
ダイヤ「ガラガラ!!私のポケモンなら、この程度で根を上げてはいけません!!」
『ガッ、ラ…!』
ダイヤ「思い切り殴りなさい!わたくしの左腕、肘から先を!!」
『…ガ、!??』
頓狂な指示に、ガラガラは一瞬迷いを見せる。
主人の横顔には不惜身命の狂気。だが正気もまた等しく宿していて、ならばとガラガラは両端に火を宿した骨で、指示通りに左腕を狙う!
ダイヤ「遠慮は許しませんわ!!全っっ力で!!!」
『ガァガラアッ!!!』
ダイヤ「い、ぎァッッ…!!!」
ポケモンの全力の殴打を受けて形を保てるほど、人体は頑丈にできていない。
肘の関節は強打にひしゃげ、砕けて破けて骨が突き出し、一部の肉と皮だけで繋がっている状態。
ブラリと垂れ下がった腕、デオキシス細胞はすぐさま触手を伸ばし、破損面を?ぎ合わせようと自動で修復を開始する。
だがダイヤは右手、拾った鋭利な氷片を振り上げる!
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