882:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:42:22.16 ID:ha7ZcpN9o
そう、聖良は既に向かってきている。
千歌はUB二体に立ち向かわなければならないのだ!
ボールへと手をかけ、その中から素早く二つを選ぶ。開閉スイッチへと指を乗せる。
“勝ちたい!”
それは切なる願い。
負けたら世界が危ないだとか、千歌はこの一戦をそんなマクロな視点では捉えていない。
心に浮かぶのは二人、大切な友達の笑顔。
大好きな曜ちゃんに、それに梨子ちゃんも。
この一戦を乗り越えれば、並び立つには高すぎる親友二人にまた一歩、近付くことができる。
揺るぎなき小市民性。混沌の戦場において、それはある意味で確固とした自我。
思いの根源、スケールなんて小さくたっていい。
ただ勝ちたいと思う気持ちの強さ、それが運命を導く!
聖良「マッシブーン、“ばかぢから”」
千歌(私は…勝たなきゃいけないんだっ!)
気持ちをギュッと込め、千歌は二つのボールを地へと投げつける!
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