872:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:34:46.20 ID:ha7ZcpN9o
軍人にチャンピオン、戦闘者たちの対峙に言葉はなく、交わす眼光すら僅かに一秒!放つ!
「メガバクーダ!“ふんか”だ!!!」
873:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:35:21.02 ID:ha7ZcpN9o
惜しむらくは二点。
メガバクーダの体力が凍結に減じていたこと。
メガユキノオーの力に空間の気温が下がりきっていたこと。
“ふんか”は威力を抑えられ、“ふぶき”は理論上最大値でのポテンシャルを発揮。
874:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:36:17.44 ID:ha7ZcpN9o
岩と氷、タイプ相性や良し。
だがそんな理屈より何よりも、大勢の人々の想いが乗せられた一撃。
いかなメガシンカ体とは言え、至近で浴びせられて耐えられるはずもなし。
875:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:37:27.69 ID:ha7ZcpN9o
既にディアンシーは満身創痍だ。
メガユキノオーとの最後の交撃、絵里はエースが打倒される瞬間にさえ動じることなく最善の手を下した。
“こおりのつぶて”、氷タイプ最速の一撃でディアンシーへとダメージを与えたのだ。
876:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:38:20.95 ID:ha7ZcpN9o
ダイヤ「………けれど、諦めません」
絵里「どうして?」
ダイヤ「どうして?……ふふっ。やはり、今の冷たい貴女はわたくしの大好きなエリーチカとは別人なのですね」
877:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:39:28.22 ID:ha7ZcpN9o
転がり、転がって滑り、絵里の体は自ら打ち立てた氷柱へとぶつかって止まる。
仰向けに倒れた姿勢、呻いて手を伸ばし…ぱたりと落とす。
絵里「……あり、がとう…」
878:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:39:58.07 ID:ha7ZcpN9o
…
爆音、飛沫。東からは冷風。
随所から吹く激戦の風に、ロクノシティが燃えている。
879:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:40:31.27 ID:ha7ZcpN9o
ダブルバトル形式にせよ、フィールドが広い。
ならば戦闘のベースはマンツーマンのイメージ。そこに適宜、連携を編み込んでいく。
その方が却って柔軟に当たりやすいものだ。
だとして、自分が意識するべきは高海千歌とかいう少女。
880:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:41:03.25 ID:ha7ZcpN9o
聖良は思考する。
遮蔽物のない河川敷、力と力をぶつけ合うには最適のフィールド。
外的要因が少ないということはつまり、純粋な戦闘力がモノを言いやすい、格下が番狂わせを起こしにくい環境ということ。
881:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:41:36.10 ID:ha7ZcpN9o
聖良と理亞、距離を置いていた二人が始動する。
応じ、千歌とルビィもいよいよ臨戦へ。
ルビィ「く、くる!千歌ちゃんっ」
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