937:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:23:12.99 ID:ha7ZcpN9o
だが、千歌の手が届くことは決してない。
千歌たちが勝てば聖良と理亞は監獄へ。そのまま奈落で朽ちるだけ。
運命は辛辣に、二人にそれだけの罪を重ねさせてきた。
聖良たちが勝てば世界は覆り、千歌の言うような平和は消える。
この街からもウチウラからも、アキバ地方の全域から、この国から…やがて刻を待たず、世界から永遠に失われるだろう。
生きたい。その一心だけで魔道へと堕ちた姉妹が生き続けるためには、勝って勝って、他者を退け続ける以外の道はないのだ。
聖良「……来なさい、デンジュモク」
【UB03 LIGHTNING】
現れたポケモン、聖良のラスト一体は異名通りにでんきタイプ単色。
遠目に見れば雷電に輝く怪々なる黒樹。寄れば電気コードを束ねられたような姿にして4メートルに迫る長身、その衒奇はいよいよ極まる。
アライズ団の保有するウルトラビーストは総勢五体、英玲奈のテッカグヤとあんじゅのフェローチェを併せてこれで打ち止め。
五体のうち半数以上を託された役割の大きさは明らか。負けるわけにはいかない。
千歌「わ、また変なの出てきた」
ルビィ「千歌ちゃん、あれも…」
千歌「ウルトラビースト…っぽいね」
聖良(この二人をやり過ごして局へ向かう…?いや、不可能。
メガシンカを扱えるトレーナーから追走される状況は避けたい。やはり倒すしかありませんね)
理亞「役に立たなきゃ、役に立たなきゃ…マニューラ!!!」
颯爽、口火を切ったのは理亞とマニューラ!
重心を落として足元を凍らせ、スピードスケートのように素早く迫る。その爪が狙うはムシャーナ!
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