過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」Part2
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名無しNIPPER
[sage]
2017/03/26(日) 00:13:52.83 ID:S/V8ds8Do
ことりの指示に、ヌメルゴンは振り向きざまに水の奔流を解き放とうとする。
圧を重視した水波は泥砂を巻き込み、広範囲に濁流を成してウルガモスとペンドラーの両方を狙う、そんな算段。
だがあんじゅは読んでいた。
ペンドラーの特性は“かそく”。
毒紫の大百足はブレーキ知らず、継戦すればするほどにその速度を増していく。
そんなペンドラーは既にポケモンセンター前で警官隊との戦闘を経て、限界速まで加速済み。
200キロオーバーの巨体が高速で這う姿は、例えるならば重戦車。
弩級の突進、建物を突き崩して瓦礫を生み、ツノで跳ね上げる!
ことり(速い…っ!?)
飛来する瓦礫はまるで高射砲、ボーマンダは迂闊に攻勢を狙えない。
そして地上、直撃を受けたヌメルゴンは怯んでしまい“だくりゅう”は不発!
『ヌメメっ…!!』
ことり「ヌメルゴンっ、危ない!」
あんじゅ「見逃す手はないわねぇ。ウルガモス!」
あんじゅはウルガモスへと“むしのさざめき”の令を。
軋りにむしタイプのエネルギーを乗せて放つ特殊撃、命中率の高い技だ。耐久力の高いヌメルゴンだが、“いわなだれ”に続けて受ければ重いダメージを負ってしまうのは間違いない。
ことり「下に!」
『ボァアアッ!!!』
ことりはボーマンダにすかさず滑空を!
刃のような翼は風を切り裂き、ヌメルゴンとウルガモスの間を高速で飛び抜ける。
瞬間、ことりとあんじゅの視線が交錯し…ことりはボールから赤光を放つ!
ことり「戻って!ヌメルゴン!」
あんじゅ「ギリギリでボールに収めた…攻撃軌道に自分の身を晒して。勇敢なのねぇ?それとも死にたがりの馬鹿かしら?」
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