過去ログ - |w´‐ _‐ノv空に軌跡を描くようです
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29: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/27(月) 00:33:37.57 ID:LOjI/4Bw0
( ФωФ)「無論、今回の戦いは我が輩達が勝利した。“幸運にも”な。

だが、今回の戦闘で確信した。奴等には知性があり、学習能力があり、そして向上心がある。

断言するが次も同じ戦法が通用する確率は0だ。奴等はきっと今回の失敗に学び、次の戦法を編み出して我が輩達の前に立ち塞がる。奴等は今回“人類が”油断成らない存在であると知った。次はどのような手で出てくるか、皆目見当もつかん」

杉浦は神経質に右手を振りながら、室内を歩き回り声高に説く。声こそ高圧的だが、その言い方には出来の悪い生徒にかんで含めてものを教える教師のような響があった。

( ФωФ)「故に我が輩達も備えねばならん。先日のリスボン沖以来ドイツが唱え続けているとおりだ。

更なる装備の充実を。
艦娘の艤装の強化を。
深海棲艦の根源の調査を。
兵員の増強を。
国家連携の強化を。

その舵を取るのはアメリカでも中国でもない。艦娘先進国たる日本が主導するべきだ。

幸いにして我が輩達には今回の作戦の成功という最高の材料がある。

これを世界に喧伝し交渉材料にすれば、国際社会も日本の軍拡にとやかくは」

「待ちたまえ!待ちたまえ!!」

“呑まれて”いた一同で、ようやく空自の三将が声を上げた。横須賀司令府の総指揮を任されている彼は、精一杯の威厳を持って杉浦の“暴走”を制止しようとした。


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