過去ログ - 速水奏「カエルの面に××」
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/03/27(月) 22:11:31.40 ID:4Rea9gbvo
「なぜ」

 時間をおいてプロデューサーの返事が来る。

「とにかく」

 と、奏はひどく不器用な手つきで文章を打つ。

「なんでも」

 プロデューサーが奏の住む賃貸アパートを訪ねてきたのは、日が暮れたあとだった。
 インターホンの音に、もそもそと布団の中でスマートフォンを操作しはじめる。

 以前の自分だったら――と、奏は考える。
 すぐにでも、来てほしかったのだけれど。
 そう言って、悪戯っぽく笑うこともわけなかった。

 馬鹿正直なプロデューサーの困った顔をからかっては、
 さて、この人にはどこまで伝わっているのだろう――
 そんなスリルのようなものに身を捩っていた。


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