過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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13: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 02:45:33.52 ID:lOVwawcb0



果南「はいはい……」

鞠莉「少しNostalgieな気分になるわね……」


ルビィの失せモノでわたくしが呆れられるのは正直納得いかないのですが、今は探すのを優先。

一方、わたくしたちが探している部室の反対側では花丸さんと善子さんが床を捜索している。


花丸「善子ちゃんの方は石あった?」

善子「ふふふ……」

花丸「善子ちゃん?」

善子「善子じゃなくてヨハネ!!……それはともかく感じるわ……ルビィの見失いし血の魔石……ここよ!!」


出窓のサッシに挟まった1cmほどの小さい石を持ち上げて善子さんが声をあげる。


ルビィ「あ!あった!」

善子「ふふふ……これが堕天使ヨハネの力……」

花丸「見つけてからいちいち溜めなくてもいいずら……」

ルビィ「善子ちゃんありがとうぅぅ……っ」

善子「リトルデーモン4号の悩みを解決するのも私の努め……というかヨハネよ!!」

ダイヤ「よかった……」


花丸さんは善子さんに呆れていますが、わたくしとルビィは一安心。


千歌「ホントに赤い石だ……これそんなに大切なものなんですか?」

曜「石……というか宝石?」

ダイヤ「ルビーですわ」

曜「ルビー……ってルビィちゃんのことじゃなくて、あのルビー?」

梨子「ほ、本物……?」

花丸「そうずら」


本物の宝石ということに動揺している2年生組と違って花丸さんは落ち着いている。

どうやら今回が初めてではないらしい。

善子さんの手からルビィの元に帰った『ルビー』を見て鞠莉さんが品定めをしている。


鞠莉「ルビィのやつは初めて見たけど……これは随分いいルビーね」

果南「さすが金持ち……見ただけで善し悪しがわかるのか」


確かに鞠莉さんは宝石にも詳しい。正直『ダイヤ』なんて名前が付いているわたくしよりも詳しいと思う。

しかし、宝石のことで負けるのは黒澤家の娘としてはなんだか悔しいので


ダイヤ「当然ですわ、これは黒澤家の娘である証なんですからっ!!」


ルビィの石を指差して大仰に叫ぶ


千歌「なんかかっこいい!!」

梨子「あはは……」


しかし、この啖呵に同調してくれるのは千歌さんだけだった。



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