過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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39: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 03:17:11.20 ID:lOVwawcb0

ダイヤ「わたくしがどうにかしますわ」

果南『ダイヤ……』

ダイヤ「絶対に……絶対にどうにかしますわ……!!」


ここで折れてはいけない。

わたくしは自然と果南さんに向かって啖呵を切っていました。





    *    *    *





ダイヤ「皆から貰った最後のチャンス……そうですわよね」


一先ず、通話を終え、無機質に日付と時間だけを告げる携帯を見つめながらひとりごちる。

……?……貰った……?

何故か、その単語が引っかかった。


ダイヤ「……?あ、あら……?」


ふと記憶の中に印象的だったあのときの会話の一文が甦る。


善子『これは子供の頃、ママから御守りとして貰ったの。』


ダイヤ「貰った……確かに善子さんは『貰った』と言っていましたわ」


そう、確かに善子さんはあくまで『貰った』と言っていた。そう『授かった』とか『持ってた』ではなく『貰った』と

――わたくしたちは物心が付いたときにはすでに当然のように授かっていた石を貰ったのだと

そしてこうも言っていた。


善子『『きっとあなたのことを守ってくれるから大切に持っていなさい』って』


その石の『何が』善子さんを守るのか……。


ダイヤ「どうして気付かなかったのでしょう……」


わたくしは確認を取るために手に持ったままの携帯から電話帳を呼び出し、五十音順で一番上にいる人物に電話する。


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