過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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41: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 03:18:58.17 ID:lOVwawcb0

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黒澤家の娘が授かる石はその持ち主の血と魂を宿す。

善子さんを守る『何か』は翡翠さんの『魂』

つまり、翡翠さんは娘である善子さんに自らの半身を御守りとして預けた。

同時にこれは自分で石を持たないことによって自分の正体を気取られづらくすることも出来る。

それならもっと他の誰かに渡してしまえばいいのでは?

とも思いましたが、生まれたときからあれだけ大切にするように強く教え込まれれば、例え事情があっても心理的になかなか手放しづらいものです。

正直、自分でも自らのダイヤモンドを大切に保管すると言われても、誰か他の人間に預けたり、管理を任せるのはとてつもなく抵抗を感じます。

……では、仮にこのダイヤモンドを自分の手の内で保管できない状況になったとしたら誰に託すでしょうか?

恐らくお母様かルビィか……わたくしの跡継ぎになる子――即ち娘だと思います。


ダイヤ「ただ……まだ解決していない問題がありますわ……」


何故宝物庫の空箱は5つあったのでしょうか。

最後の1つは誰のものなのか、これが解決していません。

一周回って善子さんとは全く関係ない別の人の可能性もあるのですが


ダイヤ「それだと、今度はAqoursとわたくしたち姉妹を無理やり遠ざけることに説明が付かない……」


つまり、繋がりがどこにあるかはともかく善子さんは無関係ではない。

『翡翠』の所在からしても、善子さんの母親に当たる方……ないし彼女の近縁の人間が翡翠さんである可能性は非常に高い。


ダイヤ「……ですが、こればっかりはどうにも調べようがないですわね――」


――本人に聞く以外には

再び電話帳を開き、『津島善子』にコールする。

鞠莉さんとは打って変わって、なかなか出ない。

どうしようかなと思っていると、やっと通話が繋がりました。


ダイヤ「もしもし、善子さんですか?」

善子『ダイヤさん!?大丈夫なの!?』


やや息を切らせて善子さんが通話に出る。


ダイヤ「……芳しくはないですが……その、つかぬことを聞いてもよろしいですか……?」

善子『な、なに?ヨハネに答えられることならなんでも答えるわ!!』

ダイヤ「その……善子さんのお母様のお名前は……津島翡翠さんですか……?」

善子『……なにそれ?……今聞くこと……?』


確かに全うな反応ですわね。


ダイヤ「はい……今聞く必要があることなのです。」

善子『……??……なんかよくわからないけど……』


どうか……


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