過去ログ - ☆ちゃん「『最原くんがんばって☆』……っと」カタカタ【ニューダンガンロンパV3】
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33: ◆wap7nzbaA6[saga]
2017/04/01(土) 01:18:33.56 ID:lejudGf4o

その後、僕達の話す声を聞きつけた春川さんと夢野さんがやってきた。
どうやら僕のことを探しに来てくれたらしい。
同じタイミングで、気絶していた☆ちゃんさんが目を覚ました。
砲丸で殴られた後遺症なのか、☆ちゃんさんはさっきまでのことが嘘のように大人しくなっていた。


僕が危機的状況を脱したことで満足したのか、赤松さんは成仏していった。
別れ際にあの時言えなかった感謝と別れの言葉を伝えたところ、赤松さんは満足気な笑顔を浮かべていた。
悲劇的な別れ方をした前回と違い、すっきりした別れ方ができたのは僕にとってもありがたいことだ。


色々情報収集をしたいと☆ちゃんさんに頼んでみたところ、自宅のパソコンを使わせてもらえることになった。
インターネットを使えれば僕達が今、どういう状況に置かれているのかが少しは分かるかもしれない。
何一つ自分達の置かれている状況が分からない3人にとってはとてもありがたいことである。


☆ちゃんさんのノートパソコンで調べてみたところ、僕達3人にとって耳寄りな情報が手に入った。
まず1つ目は、僕の叔父が経営する探偵事務所が本当にあったということだ。
事務所サイトの叔父の名前が僕の記憶と一致したため、僕の親戚に関する記憶は偽りのものではないようだ。
念のため☆ちゃんさんの家の電話を借りて連絡してみたところ、叔父さんも僕のことを知っているという。


次に、春川さんが育てられたという孤児院について調べてみた。
すると、やはり春川さんの記憶通りの孤児院の名前が見つかったのだ。
そちらについても確認のために連絡を入れてみたところ、向こうも春川さんのことを知っているらしい。
ついでに春川さんの記憶の中では”暗殺を請け負う組織”となっていた神明救済会についても調べてみた。
インターネットで得られる限りの情報では、普通の宗教団体にしか見えなかったらしい。
暗殺組織の設定に関しては、白銀さんが言うところの”フィクションの設定”だったのかもしれない。


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