過去ログ - ばいきんまん「『必要悪』って、知ってるか?」
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名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:09:51.50 ID:4bm9at7d0
その頃。
雷鳴鳴り響く、荒れ果てた岩山の頂上にて。
その断崖絶壁の上には、奇妙なデザインの建造物が鎮座している。
以下略
32
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:11:44.87 ID:4bm9at7d0
ロールパンナ「ッ!?」
その存在を視界に収めた瞬間、怒りで目の前が真っ赤に染まった。
ロールパンナ「ロオラァア!ラァッ!ラァッ!ラァ!ラァアアアァアッッ!!」
以下略
33
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:14:00.90 ID:4bm9at7d0
ロールパンナ「……この私に、指図するな」
ドキンちゃん「あら、なぁに?その言い草。こっわ〜い」
ギロリとばいきんまんを睨みつけると、奴の背後からそんな文句が上がった。
以下略
34
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:17:30.33 ID:4bm9at7d0
ばいきんまん「それで、気は済んだのか?」
ドキンちゃんが立ち去った後、ややあって顔を上げたロールパンナにばいきんまんが尋ねる。
気が済む筈もない。
以下略
35
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:19:24.25 ID:4bm9at7d0
ロールパンナ「『真の敵』……だと?」
ばいきんまんを見据え、その意図を伺う。
すると彼はふっと視線を逸らし、床に寝転がる罪人どもに歩み寄った。
以下略
36
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:21:13.65 ID:4bm9at7d0
要求の意図がわからず、困惑する。
よもや、この私を欲しがる物好きがいるとは。
不意に視線を下げると、真っ黒に染まったリボンが視界に入る。
以下略
37
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:23:27.75 ID:4bm9at7d0
ばいきんまん「ギャハハッ!結構!実に結構だ!!ギャハハハハハッ!!」
高らかな笑みと共に、ばいきんまんはロールパンナの肩を抱き寄せる。
彼の手のひらは、意外にも温かかった。
以下略
38
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:26:40.40 ID:4bm9at7d0
ばいきんまん「余計なことは言わなくていい!それより、仕事だ。床に転がっているゴミどもを掃除しておけ」
悪ノリしたホラーマンを一喝し、床のゴミ……カレーパンマンとカバオを片付けるように、ばいきんまんは命じた。
ホラーマン「御意に。ホラ〜!お前たち、出番ですよ!」
以下略
39
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:28:00.31 ID:4bm9at7d0
ばいきんまん「ギャハハッ!これで綺麗になったな。こう見えても俺様は綺麗好きなんだ。何せ、汚いものはぜぇ〜んぶ、俺様のしもべどもが食っちまうからな!ギャハハハハッ!!」
ロールパンナ「そんなことはどうでもいい。さっさと主犯格が誰なのか教えろ」
部下の自慢話なんぞを聞くために、私はお前のものになったわけではない。
以下略
40
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:28:36.72 ID:BlbsL8jeO
ジャムおじさんやろなあ
41
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/01(土) 21:30:25.56 ID:4bm9at7d0
時を同じくして。
アンパンマン「うう、ん……ここは……?」
アンパンマンが目を覚ますと、そこには見慣れた天井が広がっていた。
以下略
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