過去ログ - 後輩「また死にたくなりましたか?」
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14:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 18:04:22.18 ID:VFCWYClv0
「だーれだ」という声がするが、こんなことをするのは知り合いのなかでこいつしかいない。
「お前か」
手を外され、そいつが立っている方を見ると、やはりそこには後輩の「なぎさ」がいた。
長めの髪のポニーテールに、整った顔つき。身長は165pくらいで、少し大きめ。顔の作りは整ってるけど、あどけなさも残っている、ザ・後輩って感じの女の子。一緒にいると周りとは少し違った空気を感じられる、そんな感じの子。
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この後輩は同じ中学出身で、春に同じ高校に入ってきた。
「はい、こんにちはっす。先輩 」
たまに語尾に「っす」をつけるのが少し面白い。
「こんにちは……っていう時間でもないと思いますけど 」
意味のないことを聞いてみた。
「べ、べつにいいじゃないですか。それともあれですか? グッドイブニングとか言いますか? 」
「いや、言わないけど 」
「だったらなんでそんなこと聞くんですか! 」
と、なぎさは体を大きく動かす。オーバーリアクションなところもなかなか絵になる。動くたびにいろんなところ(どこと明言するのは控える、が豊かであるそれ)が揺れている。
ただの気まぐれだよ。と言うとなぎさは、「そうですか、隣、座りますね 」と言って俺から人ひとり分くらい空けてベンチに腰掛けた。
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