過去ログ - 後輩「また死にたくなりましたか?」
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6:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 17:58:05.65 ID:VFCWYClv0
彼女は少し下を向いて、何か考えているような、神妙な顔をしている。

「いや、別に一緒に登校したくないとか、そういうことじゃないからな?」

自分で言ってから、どこのツンデレだよと少し後悔した。

「……それならいいです 」

「私がはーくんを待ってるの、ずっと続けようって思ってることで、はーくんだって早起きできていいと思うし…… 」

「それに…… 」

彼女にしては珍しく歯切れが悪い。
「それに?」と思わず聞き返す。

「朝くらいしか、一緒にいれないと思って 」

「お、おう……そうか 」

こう、面と向かって言われるとなんて返答をすればいいのか困ってしまう。
うまい返答ができればいいのだが、自分には無理らしい。

彼女はほのかに笑みを浮かべている。

「ほら、ちょっと急ぎましょ?」

最寄り駅までの道のりを、彼女と2人、進んでいく。




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