3:名無しNIPPER
2017/04/05(水) 13:10:25.06 ID:NQDmmxU5O
提督「やあやあ君が翔鶴型一番艦翔鶴かい、よろしく頼むよ」スッ
提督は翔鶴に手を差し伸べる。
腕は軍人らしからぬ細い腕だった。
翔鶴「あっ! はい、よろしくお願いしますね」スッ
提督は翔鶴の手を握ると優しく握手を交わした。
翔鶴は僅かにリンゴの匂いを感じた。
あまりきつい匂いではなく、包み込むような匂いだった。
提督「ああそうだ、これを君にあげるよ」
提督は着任祝いだろう紙袋を翔鶴に差し出す
主にこれが先ほどの匂いの正体だろう。
翔鶴「・・・リンゴの詰め合わせ?」
翔鶴はちらりとその中身を見る。
中には八個セットになってるリンゴが詰め合わせられていた。
提督「いや〜、そのリンゴ美味しいぞ! 何せ一箱10,800 円だからね!」
提督はウキウキと箱について話す
翔鶴「一万!? そんなの貰えないですよ!」
提督「そんなの気にしなくて良いよ!」
翔鶴は値段を聞いて驚き、すぐに返そうとするも提督はそんなの気にするなと言わんばかりの態度をとる。
実際、このリンゴ代は経費で落ちているのだろうかは最後までわからないままである。
提督「さっ、瑞鶴に会いに行こうか!」
翔鶴「瑞鶴がいるのですか!」
自らの妹の名前を聞いた途端に、突如落ち着かなくなる翔鶴
翔鶴が沈んでからもう何十年として会っていないのだから無理もない。
提督「瑞鶴も君のことを気になっているだろうし早く会いに行こうよ」
翔鶴「は、はい!」
胸を高鳴らせ歩み始めた二人
傍から見ると大きな林檎の被り物を着けた男と白髪の美女が並んで歩くという何とも不思議な姿である。
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