48: ◆MNMy.fqCRg[saga]
2017/04/16(日) 19:10:18.79 ID:mHRpXZgPO
終戦から七年の時がたった。
海に漁船が出て漁業を再開できるようになった。
そこから20キロほど離れた所に果樹園がある、そこへ一両のバスが停留所に停車する。
「ここが提督さんの果樹園かぁ」
髪はツインテールという見覚えのある姿、そう彼女は翔鶴の姉妹艦の瑞鶴だった。
瑞鶴は果樹園のゲートを抜けて行く
「うわーい!!」
「ちょっと待ちなさーい!」
白髪の少女を追いかけて行く白髪の美女
瑞鶴「翔鶴姉! 久しぶり!」
翔鶴「あら瑞鶴! 久しぶりね」
翔鶴は瑞鶴の方へと目を向けた。
翔鶴はエプロンを外し、瑞鶴のところへ向かう
瑞鶴「こんな大きい果樹園を営むって凄いわね・・・」
翔鶴「ふふっ、そうかしら? 意外と慣れると楽なものよ」
瑞鶴「そういえば提督は?」
翔鶴「いるわよ、貴方! ちょっと来てー!」
「はいはーい!」
爽快に走って来る男の姿があった。
林檎の被り物を被っており、七年前と比べると風貌が変わってもいなかった。
むしろ林檎が熟しているような感じがした。
提督「お待たせ、久しぶりだね。瑞鶴」ゼエゼエ
瑞鶴「・・・体力落ちた?」
提督「い、いいや! まったくさ!」ゼエゼエ
翔鶴「もう三十五歳だから・・・」
提督「え、永遠の二十歳だから!」ゼーゼー
やはり態度も変わらないままだ。
「お父さん! このお姉ちゃんだれー?」
提督「ああ、瑞鶴お姉ちゃんさ。紹介しよう、この子はしょうかくと言うんだ」
瑞鶴「うわー、可愛いわね!」
しょうかく「お姉ちゃんよろしくねー!」
瑞鶴「うん、よろしく」ニコッ
提督「まあ、この子から見れば叔母さんになるけど・・・」ボソッ
瑞鶴「何か言ったかしら!!」ビキビキッ
提督「いいえ何も!!」ビシッ
翔鶴「瑞鶴、うちのリンゴ食べる?」
瑞鶴「えっ!? 良いの!」キラキラ
翔鶴「ええ、こっちよ」
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