過去ログ - ウルトラマンオーブ −Episode EX−
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名無しNIPPER
[sage saga]
2017/04/07(金) 19:06:09.01 ID:Rq6PUXgG0
アントラー「キィィィィイ……!!」
アントラーが力任せに顎を左右に開く。地面を蹴り、前進しながら再び顎を閉じようとする。
しかしそれは空を切った。オーブは顎から手を離し、身を屈めていた。
オーブ「セアッ!」
怪獣の懐にショルダータックルを叩き込む。喉元に手をやって持ち上げる。
だが怪獣も抵抗する。腕でオーブの脇腹を叩く。力が緩んで体勢が崩れたところを怪獣の両顎が狙っていた。
アントラー「キィィッ!!」
オーブ「ジュワッ……!」
胴体がアントラーの両顎の棘に挟まれ、その怪力にギリギリと締め付けられる。
まるで万力のような力だ。今にも皮膚を食い破り、胴体が真っ二つにされそう。
鋭い痛みを感じつつ、オーブは右腕のクリスタルから光の剣を伸ばした。
オーブ「ハァァ――セヤァッ!!」
アントラー「! キィィィィィィッ!!」
怪獣の右顎に勢いよく振り下ろし、切断する。
左顎も残っていたが痛みですぐには動けなかった。怪獣も二、三歩よろよろと後退する。
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