過去ログ - ウルトラマンオーブ −Episode EX−
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/07(金) 19:05:12.44 ID:Rq6PUXgG0

 砂埃が立ち、空から降ってきた「それ」の正体は未だわからない。だがガイは目元を険しくして、再びミラールを抱いて道に降りた。
 音を聞きつけて建物の窓から首を出す住人たち。ガイは周囲をぐるりと見回しながら声を張り上げた。

ガイ「みんな、逃げろ! 今すぐに!」

ミラール「何? 何が起こったの……?」

「キィィィィイイイッ!!」

 空をつんざくような甲高い音。いや、声だ。叫び声。
 砂埃の中からぬっと巨大な影が現れる。大きな顎を持った、アリジゴクにもクワガタにも見える昆虫怪獣だった。

ミラール「か、怪獣……!?」

ガイ「ミラール、今すぐ逃げろ。爺さんを助けるんだ」

ミラール「ガイは?」

ガイ「俺はあいつを食い止める」

 そう言って走っていくガイ。ミラールはその場で躊躇ったが、踵を返して駆け出した。

「キィィィィイイイッ!!」

ガイ「こいつは……アントラーか……?」

 知っている姿とは少し違う気もするが――
 そう思いつつ、ガイはオーブリングを取り出し身体の前に翳した。



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