29:KASA[saga]
2017/04/10(月) 00:53:01.76 ID:omCyYyq4O
エリカ(そんな風に、異国の地で会った見ず知らずの関係ない相手にだからこそ打ち明けられる家庭事情を、ペラペラ喋るのはなんだか心に気持ちよかったそうな。)
エリカ(そんな感じで、そのうちに話は、「家を離れることになってしまった可哀想な次女」と、「その事についての嫁の複雑な心境」に入ろうとしたのだけれど)
エリカ(お婆さんが、まるでその話を予見していたように)
──なるほど苦労をなさっているのだね。家をでていった娘さんのことも、さぞ心配だろう──と。
エリカ(御婆さんの言葉をきいて、とうとう常夫さんも、何か、緊張めいたものに囚われてしまったそう)
エリカ(『(──今までの会話で、何かそれを特定できるような情報があったのか?──いや、ないぞ。うん。無い)』)
エリカ(しばし絶句して、おばあさんの顔をまじまじと見てしまったそうな。常夫さんが凝視する先で、お婆さんは──桜の花でもながめるように、のんびりと笑んでいたそうな)
エリカ(『いっそ妖怪みたいにニタニタ笑ってた方が、返って落ち着くんだけどなぁ』ですって)
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