過去ログ - 水野翠「もう一つの的」
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13: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:48:20.30 ID:rA9xrPx0o
 
 「それで」

 「何かきっかけを掴みたいんです。現状を変えられるようなきっかけを。それを掴む事ができれば、今を変える事ができるかもしれないんです」

以下略



14: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:49:17.32 ID:rA9xrPx0o

 「アイドル、やってみない?」

 「アイドル……」

以下略



15: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:52:50.57 ID:rA9xrPx0o

 「それじゃ、そろそろ出るかね」

 二人分の料金を支払って、会話をしていた喫茶店から出る。
 意外と水野さんが食べていた。弓道は体力を使うのだろうか……?
以下略



16: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:54:51.13 ID:rA9xrPx0o
 
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17: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:55:18.44 ID:rA9xrPx0o

 帰宅の途中、まさかアイドルにスカウトされるとは全く思っていなかった。

 確かに歌う事は嫌いではないが、とても他人、それこそアイドルとなって、ファンに見せられるような物はできるのだろうか。

以下略



18: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:56:00.51 ID:rA9xrPx0o

 「最近翠さあ、なんかぼーっとしてる事多くない?」

 「そうでしょうか……?いつも通り振舞っているつもりですが」

以下略



19: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:57:00.77 ID:rA9xrPx0o

 「「アイドルにスカウト!?」」

 「声が大きい!」

以下略



20: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:58:42.71 ID:rA9xrPx0o

 二人に名刺を見せる。二人はじっくりと名刺を眺めた後、

 「それで、どうするつもりなんだ? 弓道とアイドル、それと学業を全部こなすなんて翠には難しいんじゃないか?」

以下略



21: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 21:59:46.90 ID:rA9xrPx0o

 「でもいいのかな?部外者招いちゃっても」

 「へ?」

以下略



22: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:02:24.58 ID:rA9xrPx0o

 名刺に書かれていた電話番号を打ち込む。夜の八時、時間的にもおそらく大丈夫なはずだ。

 「もしもし……水野です」

以下略



23: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:03:10.37 ID:rA9xrPx0o

 『なるほど……でも大事な弓道の大会に顔出していいの?』

 「プロデューサーさんだからこそ、顔を出していただきたいのです。私が弓道をやっている本来の姿を見せたくて」

以下略



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