27: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:10:51.97 ID:rA9xrPx0o
------
28: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:17:08.25 ID:rA9xrPx0o
「翠?あの人から視線感じるんだけど、例のプロデューサーさん?」
「やはり呼んだのか?」
29: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:17:45.12 ID:rA9xrPx0o
------
30: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:19:28.08 ID:rA9xrPx0o
大会も終わり、元いた場所に戻ろうとすると、携帯が鳴り響く。名前欄に踊っていた名前は……千川ちひろ!完全に忘れてしまっていた!
まだアイドル候補生も少ないので、スカウトに行ってこいと言われたのだが、流石に連絡の一つも寄越さないと怪しまれるか。
31: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:21:10.85 ID:rA9xrPx0o
「わかってます! わかってますよ」
『分かってるならいいんですが……、それで良さそうな子は見つかったんですか?』
32: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:24:27.50 ID:rA9xrPx0o
彼女の試合を見に行ってしばらく日が過ぎた後、事務所に持っていく土産を物色していたら、彼女から電話がかかってきた。
『もしもし、プロデューサーさんですか?』
33: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:26:10.37 ID:rA9xrPx0o
『それで、アイドルの話なんですけれども』
来た。さて、どう来る。どう対処すべきか。
34: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:27:26.36 ID:rA9xrPx0o
自分が言った後、水野さんはしばらく沈黙した。それから、
『プロデューサーさん、私は……本当にアイドルになれるのでしょうか? アイドルとして、ファンの前に立つ事ができるのでしょうか?』
35: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:28:01.82 ID:rA9xrPx0o
『それでは、弓道と同じですね』
「え?」
36: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2017/04/09(日) 22:31:40.29 ID:rA9xrPx0o
『弓道も同じです。最初の下積みは、弓を使わないんです。ゴム弓を使うんです』
「ゴム弓?」
52Res/23.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。