過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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123: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/12(金) 04:03:44.54 ID:SROyscBY0
「フェアリー、わがままを言っちゃダメだ」

エコーは、椅子に座り目を閉じたままでいた。音を操る超能力者ということもあって、視覚よりも聴覚での周囲の把握するのが楽になっていた。もちろん、空中を浮いて移動できるフェアリー――そして動作が静かな放浪者――は、わかりづらい。

それに聴覚での探知は、音を発していることが前提だ。制止されてしまえば、視覚に頼ることになるが、それでも探知するということにおいて、優れていることは間違いない。
以下略



124: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/12(金) 04:13:55.64 ID:SROyscBY0
>>121
さて、そこいらもある意味ダイス様次第だねぇ


125:名無しNIPPER[sage]
2017/05/12(金) 17:34:55.94 ID:Y18Ee8Nw0
乙!
もう、何難去って何難目なんだろうねぇ……


126: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/14(日) 00:21:50.07 ID:y39jjV6T0
「まだ発見できないのか!」

「ADSP(自動防衛システム計画)に関わる防衛装置により、探索は難航しております」

苛立たしげな指揮官風の男と、少し色白な中性的で恐らく男と思われる兵士が、話をしている。その報告も何度も繰り返されたもので、指揮官は感情のままに簡易机を叩く。それを見ても、兵士は眉ひとつ動かさず、命令を待つ機械のように立っていた。
以下略



127: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/14(日) 02:04:09.67 ID:y39jjV6T0
『OK、ハッキング進めるぜ』

そちらも休みが十分取れたのか、エクスは指揮官が操作していた端末をハッキングを開始した。ここにいるWWPの目的を探る間、放浪者は先ほどの死体を隠して、物陰に身を隠していた。定時報告から間を持たず指揮官を処理していることから、発覚までに時間はあると言える。だからこそ、安全を追う必要があった。

孤立無援で、単独であるということ。その意味を知っている放浪者が、この行動をするのはむしろ自然なことだ。
以下略



128: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/14(日) 03:36:18.57 ID:y39jjV6T0
タイピング音が激しくなる。エクスもバレッタパレードの時間が迫っていることを知っている。既に、研究所へ新種の亜種2体が確認されたことは報告されていた。その状態で放浪者、そしてフェアリーが欠けたまま拠点の活動を、かなりの危険性となる。

夜は長く、そして短い。闇に紛れて、高速で移動する。それも、フロートボードに3人ほど乗せた状況で。そうなると、移動に使える時間は多ければ多いほどいい。この任務、というよりこの世界で重要なのは生きて、帰ることだ。そして放浪者が戻ってくることを、誰しもが待ち望んでいる。

『……、対空兵器みたいなもんだな。でもって、目的は…、衛星の破壊?』
以下略



129: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/14(日) 03:42:48.55 ID:y39jjV6T0
>>125
大丈夫、もう終わると思うよ。誤字がひどいから締まらないけどね!


>>128の訂正
以下略



130:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 05:26:26.40 ID:/T2Wg3fe0
乙!
イカロスの翼なんて縁起悪い名前付けてくれたおかげで、羽ばたきすらさせずに壊せそうかね?
まぁそれ自体は飛べるモノですらなくて、飛ぶ鳥を落としたいマシーンの様だけどww


131:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 13:38:35.01 ID:8bSCwcq50
乙 


132: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/19(金) 05:18:19.80 ID:9W8aQvyl0
>>130
はてさて、結末はダイス様のみぞ知るとだけ。


いかんせん、ラストには向かっているので筆は遅くなってます。しばしお待ちを。


133:名無しNIPPER[sage]
2017/05/19(金) 22:14:59.18 ID:nmBiq6EZ0
あ、流石にそろそろきり良いとこで終わらせる感じ?
そこからエピローグより未来の事も、どうなるのかざっくりとは教えて欲しいところだなぁ


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