323: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 00:45:12.18 ID:6M0ey/eG0
工作班の新たな任務である、バリケード外にある地下道へアクセスできる出入り口の封鎖の任務は、探索中に手に入った地図の情報によって好調に進んでいた。もちろん、EVEによる対応の多様性が取り戻せたという事実も大きい。
アクスマンやソードマンといったわかりやすい襲撃もなく、この好調に1人だけ危機感を覚えているメンバー、それは井門だった。
もちろん、全体的に油断があるとまでは言わない。しかし、わずかな隙間のような緩みがあるのは、否定できない状況の中で、井門だけ違うのは彼の持つ性格と今まで受けてきた影響によるところが大きい。
更に言えば、連携は確かに取れていると言っても、EVEは以前と変わったことを踏まえて、その変化に注視しているところもある。
バランスが良いからこその、全体の把握。それができるからこそのサポートの動きを最も得意とする彼らしい反応だった。
「井門さーん、どうしたんですか?」
「いや、なんでもねぇよ。封鎖終わったのか?」
一ノ瀬が終わりましたという声に、じゃあ次だなと周囲の警戒を怠らない井門。彼のその姿を見て、彼女はいつもよりピリピリしているなという感想を抱いた。
1002Res/657.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。