過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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324: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/13(木) 01:09:17.47 ID:6M0ey/eG0
強襲班の高速道路からの侵入路確保については、ほとんどの終わりが見えている状況だった。後は工作班での侵入路の確保さえ終われば、後はパラノイアとの決戦が待っている。

放浪者は高速道路から眼下にあるバリケード内部を、いつも通りの無表情で見ている。恐らくは何かの新たな策を練るための何かがないか探っていた。

無線からの報告で、工作班の出入り口封鎖も順調に進んでいることは聞いている。それに近い事をできないか、そんなことをあえて模索している状態だった。

「兄貴、どうシたっすか?」

確保がある程度終わり、戻ってきた佐原が放浪者の様子を見て声をかける。その態度はいつもの、突拍子のなく考えていることを実行に移しかねない、そんな空気を漂わせていたからだ。

「…いつ突入するか考えていた」

ある程度の任務の進捗が進んでいることもあり、それは当然の検討内容で、佐原は少し胸をなで下ろしてた。確かに、この侵入路の確保もあまり時間をかけてはいられない。悠長にしていればパラノイアが何かしでかしてくるのは、当然のこと。

「…四日後だ」

だが、その断定した日程を聞かされるとは、佐原は思っていなかった。


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