過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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366: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/10(木) 04:21:17.37 ID:HHdTI7qS0
いつものように花を添え、いつものように今日のことを一言二言だけ話し、そして小さな墓から拠点へと林道は戻ってくる。拠点の裏側、研究所へと続く道から中に入ると、錬浄が設置されたベンチに座り、空を仰いでいる姿があった。

何も言わずに、林道はその横に座る。放浪者を超える寡黙さを持つ錬浄も、それに何も言わずに視線を真っ直ぐ戻した。

「…。この戦い、勝機はありますかね?」
以下略



367: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/10(木) 04:43:56.48 ID:HHdTI7qS0
戦いの中に身を置くようになったとは言っても、それでもまだ2年にも満たない。それなのに、惨劇後の記憶はどの記憶よりも色濃かった。それが、時間の経過を誤認させる。

負傷により失った片腕、そして得た強力な片腕。本来無いはずのそこが疼くのは、デルフィアを外しているからか、それとも元々あった名残が残っているからか。この感覚を覚えると、ちょっとした衝動を抑えなければならないことに、ハンターは複雑な気分を味わっている。

家族を奪ったミュータントは未だに見つかっていない。道中それらしい情報を聞き出し、見つけ出したのはそれとは違う驚異の存在達ばかりだった。そしてその戦いも熾烈を極めていた。
以下略



368: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/08/10(木) 04:46:45.50 ID:HHdTI7qS0
ここまで。やっぱり涼しいのはええのう。


369:名無しNIPPER[sage]
2017/08/10(木) 06:36:08.88 ID:FvzeLjM90
乙!
いやぁ、全くですなぁ


370:名無しNIPPER[sage]
2017/08/10(木) 12:13:02.42 ID:eObGKjLBO


放浪者が言った4日後ってのがブラフの可能性も出てきたか敵を騙すならまず味方からっていうし


371: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/08/13(日) 23:16:37.86 ID:M010SN9A0
>>369
のう

>>370
もちろんその可能性も充分やの
以下略



372: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/08/18(金) 03:13:40.89 ID:/DznlP7X0
実家から戻っておりますが、妙な頭痛に悩まされております。まぁ、寝れば治るでしょうがの。相変わらず帰省時は休めはしてないので。

まぁ、ここのところほとんど更新できてなかったWIKIをいくつか追加してます。まぁ、全部ではありませんが。
本編は問題なければ明日予定。寝ますだ。


373:名無しNIPPER[sage]
2017/08/18(金) 08:42:51.35 ID:9EEhHWaVO
まぁ、無理せんでボチボチ頼むで


374:名無しNIPPER[sage]
2017/08/18(金) 12:36:09.06 ID:upy0HicYO
乙 休暇と言っても休めないのもよくあることで。無理せずにお願いします


375: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/19(土) 02:42:19.68 ID:cilu0gxg0
黙々と針を動かす。だがそれはいつもの動きと比べて精彩を欠いていた。そのことをわかっていながらも、何かしなければ三間は落着けないでいる。

ゾンビが攻めてくることを前提とした備えにより、だんだんと様変わりしていく拠点。それはこれから来る戦いが、否が応でもやってくること、その事実を自分に突き付けられているようだった。

変わらないことを望み、そして、友を失った。それが拠点に来るまでの間に、彼が経験したことだ。また望まぬ変化が起きようとしているこの状況に、動揺を隠せるほど彼はまだまだ成熟していない。
以下略



376: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/19(土) 03:11:08.52 ID:cilu0gxg0
「こ、こんばんは…」

恐る恐るという様子で、フェアリーは拠点の2階にあるテラスの外側から、顔だけ出して平山に挨拶した。最初は驚いていた彼女も、最近では当たり前になったこともあって、どうしたのか確認する。

「ん〜ん、なんにもないよ」
以下略



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