過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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586: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/12/28(木) 20:08:58.70 ID:SNC0SSJH0
だから、錬浄の意図をくみ取った2人はその提案に乗る。もちろん、ここまでの戦闘は連続しており、長期化している。簡単な休憩を取ったとはいっても、疲労が3人に蓄積している状態だ。一度撤退の判断を下しても、何も不思議ではない。

しかし、強襲班の一念はパラノイアを処理する一点だけだ。これを成すことが、全てと言い切っていい。

「じゃあ、ちゃチゃっと大暴れすルっすよー」

「ここは通さないぞ!」

もちろん、そもそもの問題はパラノイアがこの大型駅に居るのか、という部分だ。放浪者がこの場所にいる可能性は、広場に倒れていたゾンビの処理された状態を見れば、十分に高い。そして、間違いなく放浪者はパラノイアを追いつめている。

彼がいるならパラノイアはいても不思議ではない。それだけの事実で、強襲班は十分だった。

部隊を構成するはたったの3名。そして、当然。人の域を超えたと評せる放浪者をトップとした部下であり、それぞれがそれぞれに、人ならざる部分を持っている。それを相手取るのは、パラノイアの民と言える。我を持たず、操られるゾンビ達。

「この者達を、極楽浄土へ導かん…」

一騎当千の異形と、単一の意思しか持たない群衆がまたぶつかり合った。


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