66: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/25(火) 03:14:50.36 ID:GpWFD7CH0
「それであんたは、DJフレンドの知り合いなのか!?」
「…騒ぐな。奴等に気取られる」
警戒を含めて、放浪者が剣の柄に手をやるのを見て、3人とも身構える。信頼を勝ち得るとも思っていない放浪者は、それを特に気にする様子はなかった。
「…同盟を組んでいる者だ。敵対しているWWPがこの周辺で活動し、君達もいると聞いた――」
「え、あんたらWWPと敵対してんのか?」
その言葉に驚いた様子。エコーが言っていたはどうやらその部分にありそうだ。しかし、そのことを解消するよりも前に難しい問題が1つだけある。簡単に肯定だけして、会合をするのであれば着いてきてもらうが、WWPと遭遇の危険性もある。その上でどうするか決めてほしいと言ったのものの。
「そりゃあ、人から聞いて信じられねーからな。直接会って確かめるとするぜ」
「…決まりでいいか? これ以上時間をかければ日の出だ。全員で行動は出来なくなる」
放浪者は3人に目をやる。少女の1人は不安げに、もう1人の少女は決断を待つ表情で、少年の一言を待った。
「おう、連れてってくれ」
「…了解。準備があるなら十分以内に頼む」
頷き、3人とも出る準備を開始した。
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