過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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690: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/22(木) 02:42:00.20 ID:EKIG7vKR0
取り除いた瓦礫の下に、サンダーボルトは埃がまみれただけで無事な状態で見つかった。放浪者の所有物なら、ある意味では不思議ではないことかもしれない。

「さてと、後は肝心ナ兄貴っすね」

幸いホテルの爆発は最上階部分を吹き飛ばした程度だった。恐らくだが、2階分ぐらいは壊れているように見える。あそこで爆発が起きたとするなら、逃げ場はない。佐原であってもあの高度から飛び降りれば、命はないだろう。

だが、放浪者はファントムシリーズを装着していて、スパイダーウィップやファントムブースターがある。この二つを駆使すれば飛び降りても着地等は出来る。しかし。

「助かるとすれば、飛び降りるしかありませぬが、この瓦礫を避ける必要もありますからな…」

もう1つ浮かぶとすれば、スパイダーウィップを使って、うまく他の階へ窓を破って中に入りなおす方法。もちろん、どちらにしても、咄嗟の回避で実行できるかは怪しい。

「おう、随分騒々しいが何があったんだよ?」

正面玄関から、ハンターがそう言いながら工作班の3人に話しかけてきた。佐原はここまでの顛末を説明する。

「ふーん。あそこで爆発ねぇ」

爆発部分を見ながら、ハンターが思うのはどちらかというと、自分でパラノイアを処理したかったということで、放浪者のことはあまり心配していない。


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