過去ログ - これから日記を書く 七冊目
1- 20
739: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/02(金) 13:30:53.13 ID:j04BEN5q0
「なんか、なんか納得いかないス」

「お前は何を言ってるんだ…」

フェイは不満そうにしているのは、今回の戦いで彼女だけが唯一負傷したこと。後は、もはや単純に殺されかけたのと、ドローンさえも破壊されたことだ。一番割を食った、と言ってもいいだろう。

「怪我しちゃったし、ドローンとかも壊されちゃうし、これだと、フェイ役立たずみたいじゃないスか…」

「むしろ、その程度で済んだことに安心すべきだがな。正直、オーガに襲われて、お前が転倒した時は…、肝が冷えた」

後々で聞いたが、放浪者はメンバーがバリケード内に突入する前に、上位種のいくつかを処理したと聞いている。もし、まだ多数の上位種がいたなら、彼は回収組の救援に間に合ったのかどうか。

惨劇後の世界は、今日まで話していた相手が、目を離した瞬間に居なくなる。それが、今、この世界における常識と言っていい。

強大な相手を処理した今となっても、その事実だけは変わらない。

「…。怖かったス」

「あぁ…。文明が復活するまで、いや、それ以後も続くかもしれない。それでも。やるしかない。回収組は、拠点のサポートを続行する」

平山の決意は決まっている。回収組として、拠点のフォローを別動隊として行う。それが、与えられた役割であり、自身の意思にも違いなかった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/657.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice