91: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 01:28:13.46 ID:e4Y5Z9kT0
「…2人は?」
DJフレンドはわずかに思案して、フェアリーとエコーは用意した部屋で休んでいると答えた。そして軽く、フェアリーを見てどのメンバーも驚いていたと軽口をたたいてみるが、放浪者が表情を崩さないままなのを見て口を閉ざす。
「…すまない。後は3人組も用意された部屋というところか」
「あぁ、そうだね」
ここにいる人間の中で、一番疲れているのは放浪者なのはわかっている。DJフレンドは彼も休むよう促すと、恐らく部屋の外で待機していたであろうファイブキラーがスッと現れ、こちらへと案内の為に出てきた。放浪者も休むことに同意して、ファイブキラーの案内に付いていった。
朝はもう明けきっていた。これからまた緊迫した一日が始まる、更に言えば放浪者の目が覚めてから本番。WWPの目的を調べがつき、そして放置すれば危険性がある場合、あるいはWWPの手に渡ってはいけないものと判断すれば一戦交えることになるだろう。
どう転ぼうとも、各自身体を休める必要がある。DJフレンドもその例外ではない。ゆっくりと立ち上がり、淹れられた飲み物を全て胃に流し、私室へと戻っていった。
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