過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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929: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/04/22(日) 01:21:00.35 ID:zAKOnsqO0
「…答えはノーだ」

『……了解、ま、そんな気はしたよ』

だがその上で、放浪者はレジスタンスにもまだ拠点の存在が知られるのを避けたかった。回収組、主に平山を通してその存在を確認しているが、その内情はやはり不鮮明だ。

少なからず、WWPに敵対しているのは確かなようだが、それだからといって拠点にとって味方かは、わからない。何より拠点自身がしなければいけないことも、また山積みなのも変わらない。今、何かに割ける余力はまだ残らない状況だ。

『あんたらとの関係は変える気はないけど、いざとなったら匿ってくれよ』

「…あぁ、2人の帰りは待っている。何かあれば連絡してくれ」

帰りを待っているという言葉は、千護の気持ちに重く触れた。帰れる場所があるというのは、この世界ではやはり、貴重なことなのだ。

話は終わりと伝え、千護はゆっくりと通話を切る。あまり長く話もしたくない、何より、この世界でこの姿を見られること自体が、場合によってはあまりよろしくないのだから。

レジスタンスとより深く接触する。彼女なりに、どういう組織か、見極めることにした。


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