24:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:42:06.16 ID:BrXC5Mxj0
百合子「何か、騒がしいかも」
百合子(そう口にした瞬間、私の目の前に人影が現れました)
昴「おっ、百合子。帰ってきたか!」
25:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:42:46.72 ID:BrXC5Mxj0
百合子「未来、静香! 杏奈ちゃん見なかった!?」
静香「百合子! 実は杏奈が……」
百合子「知ってる。昴さんから聞いたよ……でも、なんでそんなことに」
26:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:43:47.24 ID:BrXC5Mxj0
百合子(未来と静香を見てた……? 本当に、何をしたかったんだろう)
百合子(それに溜め込まないで、私に言ってくれれば良かったのに)
百合子(杏奈ちゃん……)
27:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:44:50.75 ID:BrXC5Mxj0
ロコ「絶対ストレンジ――おかしいです! いつものアンナに戻ってください!」
百合子(どうやら扉越しでも聞こえていた声はロコちゃんのものらしいです)
28:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:45:39.77 ID:BrXC5Mxj0
ロコ「おかしいです! 昨日までは普通だったじゃないですか! 何で急にそんなことを言うんですか!」
百合子(ロコちゃんの選ぶ言葉には、何時ものような英単語は存在していませんでした。それだけ真剣ということなのかもしれません)
百合子「そうだよ杏奈ちゃん! 何で急にそんなことに……」
29:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:46:22.74 ID:BrXC5Mxj0
ロコ「…………もういいです」
百合子「ロコちゃん?」
ロコ「ロコが伝える……テルできることは全部伝えました。それでもアンナがこのステータスならロコにできることは無いです」
30:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:46:54.35 ID:BrXC5Mxj0
杏奈「百合子さん、久しぶり!」
百合子「杏奈ちゃん……。うん、久しぶり」
杏奈「杏奈ずっと百合子さんに会いたかったんだよ! 実は杏奈、百合子さんに勧められた他の本読んでみたの!」
31:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:47:44.45 ID:BrXC5Mxj0
百合子「じゃあ、最初に勧めた本の感想を杏奈ちゃんに言った時、杏奈ちゃんは私の説明がよくわからなかったんだね」
百合子(否定してほしいと、思いながら私はそれを聞きました)
百合子(しかし、杏奈ちゃんは一瞬だけ言い淀んで、すぐに返答しました)
32:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:48:41.31 ID:BrXC5Mxj0
百合子(言葉だけを見れば、杏奈ちゃんの言葉はとてもいいものに思えました)
百合子(確かに普段の杏奈ちゃんは、未来のように何でもかんでも周りに言えるタイプじゃないと言えるかもしれません)
百合子(それこそ杏奈ちゃんが思ったことを皆や私に言ってくれたなら、今回のように杏奈ちゃんが急にこんなことをすることもなくなるかもしれません)
33:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:49:27.41 ID:BrXC5Mxj0
百合子(ただ、私の心の! 奥の方が、叫んでいるの!)
百合子(こんな結末は嫌だって! 私が好きな杏奈ちゃんは今の、目の前にいるような杏奈ちゃんじゃないって!)
百合子(ロコちゃんもきっとこんな気持ちだったんだよね。私も、同じ気持ちだよ!)
34:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:50:13.72 ID:BrXC5Mxj0
百合子「……そうだね、杏奈ちゃん。今度からは杏奈ちゃんは私に言いたいことを言ってくれるのなら……きっとそれは今まで以上に仲良くできるかもしれないね」
百合子(杏奈ちゃんが一人で嫌な思いを抱え込むことも、ないかもしれません)
杏奈「だよね! 杏奈、百合子さんともっと仲良くなりたいって――――」
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