過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
1- 20
105: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:58:57.32 ID:LzjXz4kL0





私はガシャンと勢いよく金網にぶつかった。

見下ろした先には、見慣れた住宅やお店が、見慣れない角度で配置されている。


「サターニャ、転移札を使うなら、先に言っておきなさいよ!」


サターニャと私は屋上に来ていた。

悪魔は天使のように自在にワープすることはできないが、

魔力を込めた陣を描いた札を張っておけば瞬間移動ができる。

多分、サターニャはそれを使ったのだろう。


「ああ、ごめんヴィネット。二人でってあんまりしたことなかったのよ」

「もう……」

「でも、部屋の中にこもっているよりは、ちょっとはマシな気分になるでしょ?」


校舎の周囲には、視界を遮るような高い建物は無い。

確かに、涼しい風が火照った頭を冷やしてくれるようだった。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
167Res/133.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice