過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
1- 20
56: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:30:57.56 ID:LzjXz4kL0


「言葉遣いは勇ましくても、根っこは優しい子なんだなっていうのが最近よくわかって、もっと深く知りたいと思っています。

本当に、不思議な方……」


ラフィは遠くを見るような目つきをして、言葉を舌でゆっくりと味わうように、

まるで自分に確認しているかのように語った。

うっとりとした、夢見る乙女という形容がぴったりなその表情に、見ている私がどきどきしてしまった。

サターニャは不器用だけど寂しがり屋で、その分友達を大事にする。

ガヴが休んだ日には決まって「なんだか今日は静かね」なんて言って、私に探りを入れてくるのだ。

いつも騒がしくしているのは、サターニャの方なのにね。

でもきっと、私の知らないサターニャを、ラフィは知っているのだろう。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
167Res/133.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice