過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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93: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:51:58.11 ID:LzjXz4kL0




「……配膳」

「え?」

「料理は作ってあげるから、皿を並べるのは手伝って」

「えー……。ん、わかった」

「あと、靴下は揃えて脱衣かごに入れて」

「覚えてたらね」

「カップ麺のスープは三角コーナーを通して捨てて」

「あー、つい忘れちゃうよね」

「……私のことは、忘れないで」

「ヴィーネ……。うん、約束する」

「ありがとう、ガヴ……」

私はよほどひどい顔をしていたのだろうか。

ガヴは、熱にうなされる我が子を看病する母親のように、優しく私の頭を撫でた。






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