過去ログ - 穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
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◆Nzgut8IIl2
[saga]
2017/04/11(火) 23:06:55.71 ID:fR1Tt0yz0
穂乃果「それならバトルして決めようよ!」
ことり「え?」
海未「なぜそうなるのですか……」
穂乃果「穂乃果が旅に出ても大丈夫だって、バトルで証明するよ」
ことり「バトルで証明って……ことりはバトル出来ないよ?」
穂乃果「もちろんそれは分かってるって」
ことりはポケモンを所持しているが、バトルをしたことは一度もなかった。ならば残るは―――。
穂乃果「だから海未ちゃん、勝負だよ!」
海未を指差して、穂乃果は勝負を申し込んだ。
海未「はぁ……やはり私ですか」
穂乃果のご指名に、海未は大きくため息をついた。
穂乃果「この町のジムリーダーの海未ちゃんに勝てば、文句ないでしょ? ついでに最初のジムバッジも貰っちゃうよ!」
そう。穂乃果の言うとおり、海未はオトノキシティのポケモンジム、オトノキジムのジムリーダーである。なので、その実力は折り紙付きだ。しかし――。
海未「……随分、舐められたものですね」
穂乃果の発言を聞いた海未の纏う雰囲気は、先ほどまでとは全く異なっていた。
海未「本気で、私に勝てると思っているのですか?」
海未から闘気があふれ出す。その目は親友に向けられる目ではなく、チャレンジャーに向けられるそれへと変貌している。
穂乃果「う……」
今まで受けたことのない強烈なプレッシャーに、たじろぐ穂乃果。
穂乃果「か、勝つよ! それで穂乃果は旅に出るの!」
だが穂乃果の意思は折れなかった。穂乃果の目も、ジムリーダーと言う強者を見つめるものへと変わる。
一方、幼馴染2人が剣呑な雰囲気で対峙するのを見て、ことりは何とかこの場を丸く収めようと――。
ことり「二人とも落ち着い――」
ことり母「話は聞かせてもらったわ!」
――したところで、闖入者が現れた。
ことり「お母さん⁉ いつから聞いてたの⁉」
颯爽と登場した彼女は南博士。ことりの母親であり、この地方のポケモン研究の第一人者でもある。
ことり母「そんなことはどうでもいいわ。二人とも、バトルはうちの庭にあるフィールドを使っていいわよ。思う存分戦いなさい!」
穂乃果・海未『ありがとうございます!』
ことり「なんで火に油を注ぐの⁉」
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