過去ログ - 穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
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◆Nzgut8IIl2
[saga]
2017/04/12(水) 23:39:52.05 ID:yVagSkg00
ビリジオン「……ビィジオ」
ケルディオ「ディ、ディオ⁉」
希「あのポケモンはビリジオンやって」
海未「やはりケルディオを迎えに来たみたいですね」
ビリジオンはケルディオへ語りかける。
ビリジオン「ビィ、ビィジオン……ビリィ」
ケルディオ「ディオ⁉」
希「え⁉」
穂乃果「な、なんて言ってるの?」
希「『話は聞かせてもらった……お前の好きなようにしてみろ』って」
『え⁉』
海未「ビリジオン、あなたはケルディオを連れ戻しに来たのではないのですか?」
ビリジオン「ビリィ、ビィジオ。ビィビィジオン。ビィジオ」
希「『そのつもりだったが、話を聞いて気が変わった。こいつのヘタレは我々ではもうどうしようもない。君がこいつの性根を叩きなおしてやってくれ』やってさ」
海未「えぇ⁉」
穂乃果「そんなにどうしようもないんだ……」
ビリジオン「ビィジオ、ビリジ。……ビィジォ」
何か言葉を残すと、ビリジオンがその場から去っていく。
ケルディオ「ディオ⁉ ディオ! ディオ!」
そのビリジオンの背中へ、ケルディオは涙目で何かを叫び続けていた。
ことり「あ……ビリジオン、行っちゃったよ。最後に何か言ってたけど……?」
希「ビリジオンは『ケルディオ、ヘタレが治るまでは我々の前に顔を見せるな。……では達者でな』って言ってたね。ケルディオは『そんな⁉ ちょっと待って! 待ってビリジオン!』って」
穂乃果「うわぁ……」
海未「ほぼ勘当ですね……」
穂乃果たちが、哀れみの視線でケルディオを見つめる。
ことり「ね、ねえ、海未ちゃん。ケルディオが可哀そうだから、面倒見てあげようよ」
穂乃果「もう行くところ無いみたいだもんね。それに、ビリジオンの許可も出たし」
海未「……はぁ。仕方がないですね。では私と一緒に来ますか?」
ケルディオ「ディオ⁉ ディディオ!」
希「『いいんですか⁉ ありがとうございます大師匠!』だって」
海未「できれば大師匠はやめてほしいですが……これからよろしくお願いしますね、ケルディオ」
ケルディオ「ディオ!」
こうして、正義のポケモン見習いのケルディオが海未の手持ちに加わったのであった。
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