43: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:02:07.29 ID:K4jJAe9w0
生え渡る木々の向こう側から耳に入ったのは、件の言語を口にする透き通った声だった。
私は咄嗟に身を木陰に潜め、声のする方角を伺った。
44: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:07:22.31 ID:K4jJAe9w0
少女「ソチューディっ、フルエーレガルディ〜スっ」
45: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:19:47.02 ID:K4jJAe9w0
昨日見せた奇怪な“変身”からは想像もつかないような、あまりに放牧的な光景に私は肩透かしをくった気分となった。
そんな様子を眺めるにつれ、私の女に対する見方に変化が表れ始めたのは、ちょうどこの辺りだ。
46: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:31:35.05 ID:K4jJAe9w0
少女「レンレ……ニャッ!?」
47: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:43:37.94 ID:K4jJAe9w0
もし彼女が人と変わらない存在なのだとすれば、彼女に仲間がいると仮定すれば……。
彼女たちの助けを借りることもひとつ、検討すべきではないだろうか。
48: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:48:42.88 ID:K4jJAe9w0
日本兵(……私はどうかしている)
49: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:55:58.65 ID:K4jJAe9w0
こちらの存在は未だに気付かれていないこともある。
腰をさすりながら呻く少女を見て、一先ずあれに害はないと……私は一時的判断を下した。
50: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 19:59:28.19 ID:K4jJAe9w0
日本兵(だが、昨日の一件のことだってある……)
51: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 20:01:58.65 ID:K4jJAe9w0
それがまずかった。
なぜ、気が付かなかったのだろうか。
52: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 20:02:40.60 ID:K4jJAe9w0
日本兵「ゃ……やめ……ッ!」
53: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/14(金) 20:03:13.71 ID:K4jJAe9w0
意識が次第に遠のいてゆく。
71Res/22.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。