6: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:10:39.98 ID:9IWbdKPo0
日本兵「手を上げ、その場に伏せろ」
7:名無しNIPPER[sage]
2017/04/12(水) 17:10:49.07 ID:FpLtaYMQ0
久々に見る酉だ、期待
8: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:20:31.24 ID:9IWbdKPo0
西洋人に酷似しているとはいえ、見かけ上この女が戦闘員であるとは到底思えない。
それが、戦場の真っ只中である南太平洋洋上の孤島で一人で行動していることを、私はこの時点で“おかしい”とは考えられなかった。
9: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:28:23.44 ID:9IWbdKPo0
日本兵「……ホールドアップ」
10: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:33:54.44 ID:9IWbdKPo0
銃を構えつつジリジリと後退するも、女は均整の取れた顔に微笑みを浮かべながら……。
これまで“聞いたことも無い言語”をそのつど口ずさみながら、歩み寄ってくる。
11: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:35:32.55 ID:9IWbdKPo0
バァンッ!
12: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:37:19.01 ID:9IWbdKPo0
響き渡った音とともに、上空を舞っていた海鳥たちがギャアギャアと鳴きながら、一斉に島の奥地へと逃げおおせて行く。
13: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:38:57.43 ID:9IWbdKPo0
少女「シ……シュルー……リュ……!」
14: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:40:18.95 ID:9IWbdKPo0
それは刹那の出来事だった。
15: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:41:39.45 ID:9IWbdKPo0
日本兵「あ……ぁ……」
16: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2017/04/12(水) 17:44:40.83 ID:9IWbdKPo0
沈みゆく夕陽を背に群れを成し、やがて森へと消えて行ったあの美しい蝶々の群れ。
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