過去ログ - 【鉄血】ガンダムバルバトス「――あぁ、納得したよ」ガンダム「そうかい」
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15: ◆AvaUNpQJck[saga]
2017/04/13(木) 21:50:38.74 ID:UNG1QUix0
キマール「最後、ガエリオがマクギリスを追い詰めた時、マクギリスの吐露した思いに彼はこう言いました……!」


「言うな! お前が言おうとしている言葉が、俺の想像通りなら……! 俺は、お前を許してしまうかもしれない……!!」

「頼む、言わないでくれっ……! カルタのために、アインのために、お前を……!」


キマール「許す……? 痛烈な裏切りで親友も部下も自分自身のキャリアも、武官として生命でもある歩行能力を奪われた男がですよ?」

キマール「これから妹は彼のせいで反逆者の妻の汚名と憐憫を着せられ、カルタの部下の多くも革命に失わせられ、挙句目指したのがヒャッハー世紀末で」

キマール「そんな有様で、その親友と部下の無念さえなかったら、マクギリスを許せてしまうと、親友だった仇敵を許せると本気で言い切ったんですよ?!」

キマール「これがっ、これが尊くなくて何が尊いと言うんですか! 」

キマール「【今はこいつと戦うのが楽しかった】?! いずれ全て終わって、失うであろうこのひとときをアインとともにあるのが楽しいと!!」

キマール「それほどまでに焦がれ追っていた親友を倒したことを【誉れ】と讃えられるこれからが、ガエリオにとって素晴らしいわけ無いでしょうに! だのにジュリエッタに笑顔を見せられるんですよ?!」

キマール「軽い男?!! 馬鹿か、重い!! 彼はグシオンより愛を抱えています!!! 強すぎる!! 精神的超人と言っていい!!」バァンッ

キマール「もとより権威主義的な堅苦しさを嫌う彼が、最後には【親友】を討つことで本当に何もかも失い、その堅苦しさの極みである【バエルを取り戻した大英雄】に堕ちる……!!」

キマール「家族を崩され、職場を壊され、仕事も歩く足も失って、マクギリスをもっと早く理解できていたら……そんなことが出来たわけ無いと自嘲するかのように呟く……無理……しんどい……!!」

キマール「だのに最後に【だよ】ですよ…………?」


キマール「ガエリオ、いいよね……」


グレイズアイン「わかる……」

バルバトス「最後の最後で拗らせやがったな……」





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