過去ログ - 高峯のあ「星に願いを」
1- 20
11:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:30:25.99 ID:PxCHan+00



またしてもボーカルレッスンの日がやって来た。

どうせ、歌う曲は同じだ。以前と同じく完璧に歌ってやろう。

そう意気込んでレッスンに臨んだところ、トレーナーから曲の変更を言い渡された。

譜面を指でなぞり音程を確認。

歌詞カードを頼りに、一節一節歌っていく。

よし。問題なく歌えるだろう。

「いけるわ」

私がそう言うと、トレーナーは音楽を流す。

それに合わせて、譜面通りに歌ってやると、トレーナーはまたしてもダメ出しをするのだった。

「歌詞の意味を理解して、その曲が伝えたいことを歌に乗せましょう」だそうだ。

曰く、歌とは気持ちを伝えるコミュニケーションの手段でもある、とか。

そんなことは、考えたことがなかった。

「では、誰でもいいです。誰かを思い浮かべながら歌ってみましょう」

ああ、それならできそうだ。

でも、誰を?

そう思って、頭の中で適当な人物を検索する。

浮かんできたのは、プロデューサーだった。

誰でもいいと言われたのだから、プロデューサーでいいだろう。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
31Res/21.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice