過去ログ - 古畑「それより。あなた、西住まほさんですよね。西住流の」まほ「ええ」
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103: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:37:07.55 ID:7sNVc+qd0
古畑「はい?いえいえ何も。ただ昨夜の雨で足跡追及や現場に残っていたであろう痕跡の採取が困難になっていたものですから、理由を知りたかっただけです」

まほ「そうですか。それはタイミングが悪くて申し訳ありませんでした。ですが一昨日はまさかあんなことが起きるとは思いもしなかったので」

古畑「それは勿論そうでしょう。今回の事件が起きた翌日に限って学園艦では滅多に降らないであろう雨が降った。…んっふっふ、実にタイミングが悪かった、それだけのことです」
以下略



104: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:39:13.85 ID:7sNVc+qd0
「お久しぶりですわね、まほさん」

まほ「…ああ、久しぶりだな」

「こちらの方たちは?」
以下略



105: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:40:29.95 ID:7sNVc+qd0
ダージリン「いえ、こう見えても横浜生まれの横浜育ちですわ」

西園寺「確か聖グロリアーナ女学院では幹部クラスやその候補の生徒には、紅茶にちなんだニックネームが与えられていると聞いたことがあります。彼女達の名前も紅茶の銘柄から来ているニックネームなのでは?」

ダージリン「ええ、そうです。よくご存知ですわね。だから本名は明かせませんの」
以下略



106: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:42:32.98 ID:7sNVc+qd0
ダージリン「いえ、ついでというわけではありませんけれど、他にも東京の方に用件があったものですから」

まほ「そうか」

ダージリン「それで練習試合の方は…こんなことがあった後ですから、やはり中止にされますか?」
以下略



107: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:43:38.40 ID:7sNVc+qd0
まほ「話はそれだけか?」

ダージリン「ええ」

まほ「そうであれば私は練習に戻る。古畑さんたちもごゆっくり」
以下略



108: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:44:53.16 ID:7sNVc+qd0
ダージリン「オレンジペコ、ヘリの準備が出来たら呼んでちょうだい」

オレンジペコ「わかりました」

ダージリン「それで、お話というのは…あ、食後の紅茶はいかが?」コポポポ
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109: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:49:04.96 ID:7sNVc+qd0
古畑「なんですか、あー、ダージリンの、シルバー…?」

ダージリン「Silver Fine Tippy Golden Flowery Orange Pekoe」

古畑「あー、はいはい、シルバー…あー、オレンジペコですね。アハハ、今度スーパーで探してみようかなぁ」
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110: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:50:01.59 ID:7sNVc+qd0
古畑「そうでした。あのですね、えー。技術さえあれば戦車から目視できない標的でも狙撃することは可能でしょうか?」

ダージリン「理論上できないことではないと思いますわ。技術はもちろんのこと、標的までの距離、位置、そして戦車の性能まで全てを正確に把握できていれば、標的が直接視認できない状態でもそれを狙撃することは可能でしょう」

ダージリン「もっとも技術や知識だけではありませんわ。寸分のズレも許されない緻密な射撃を、標的が見えない状態で行うということへのプレッシャーに耐え得る精神力も求められますわね」
以下略



111: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:52:39.34 ID:7sNVc+qd0
ダージリン「では逆にこちらからも一つ質問してもよろしいかしら?」

古畑「どうぞ」

ダージリン「古畑さんはまほさんを疑っておいでなのかしら?」
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112: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:54:10.24 ID:7sNVc+qd0
ダージリン「そうだ、古畑さん。もし仮にこれが事件だったとして…、さらに万が一まほさんが犯人だったとしても…逮捕するのは暫く待っていただけないかしら?」

古畑「いやぁそれはァ〜…どうしてです?」

ダージリン「今年も大会では黒森峰に負けてしまったんです。もし仮にまほさんが捕まってしまったら、戦車道の試合、彼女の勝ち逃げになってしまいますもの」
以下略



113: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:55:07.89 ID:7sNVc+qd0
ダージリン「ある日道を歩いていると、向こうから頭に赤い洗面器を載せた男が歩いて来たんです」

古畑「…!」

ダージリン「洗面器にはたっぷりの水が入っていて、男はその水を1滴も零さないようにゆっくり、ゆっくりと歩いていたんです」
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