過去ログ - 古畑「それより。あなた、西住まほさんですよね。西住流の」まほ「ええ」
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92: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:20:31.77 ID:7sNVc+qd0
古畑「演習場の林の中で30分間動かずにゲームをしていた…かなり不可解な状況です」

古畑「私思うんですよね西住さん。佐久間さん、あの林を通り過ぎる為に敷地内に立ち入ったのではなく、あそこで誰かと待ち合わせしていたのではないかと」

古畑「そうだとすると辻褄が合うんです。彼女が亡くなっていたのは演習場Bの林の中でも目立って高い杉の木の下でした。待ち合わせの目印としては丁度いい。彼女が30分間動かずにゲームをしていたのも相手が来るまでの暇つぶしだった」
以下略



93: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:23:21.10 ID:7sNVc+qd0
古畑「んーそこまでは。佐久間さんと待ち合わせていた誰かが彼女を気絶させてしまい、とりあえず杉の木の下に置き去りにして逃げた。そこに砲弾が着弾して…といった事故の可能性もないとは言えませんから」

古畑「いずれにしても佐久間さんの待ち合わせ相手を探す必要があります」

まほ「その相手の人物像は浮かんでいるんですか?」
以下略



94: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:23:59.05 ID:7sNVc+qd0
古畑「そうですか。ちなみにあなたは射撃訓練が始まる直前には何をされていましたか?」

まほ「古畑さん、これは尋問なんでしょうか?」

古畑「とんでもない、あくまで形式的なものです。こういう点の確認をおろそかにしておくと後で上司がうるさいもので」
以下略



95: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:27:09.29 ID:7sNVc+qd0
〜黒森峰学院・学食〜

まほ「…」モグモグ

古畑「やぁ。遅いお食事ですね」
以下略



96: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:27:39.42 ID:7sNVc+qd0
古畑「いやぁどうですか皆さんの調子は」ガタッ

まほ「まずまず、と言ったところです。ただ本調子ではありません」

古畑「まぁあんなことがあったと後ですから。仕方ありません」
以下略



97: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:28:34.80 ID:7sNVc+qd0
古畑「スーパイコのことです」

まほ「…は?」

古畑「スーパイコです。熊本って酢豚のことをスーパイコって呼ぶんですね」
以下略



98: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:29:44.64 ID:7sNVc+qd0
古畑「そうですか。私思いっきり酸っぱいのが好きなんですけどね、西園寺くんどう思うこれ」

西園寺「そうですね、見た目はおいしそうに見えますが」

古畑「うーん…まぁ考えてても仕方ない。食べよう、食べましょう。いただきます」
以下略



99: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:31:59.04 ID:7sNVc+qd0
古畑「あ、そうだ。私の部下の今泉。あのデコの広いあいつです。あいつが現場で気になるものを見つけましてね」

まほ「あるもの?」

古畑「西園寺くん、あれ」
以下略



100: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:33:19.32 ID:7sNVc+qd0
まほ「…あそこを通っていた生徒達の中には飲酒している者もいて、そのゴミをあそこに捨てていたということになりますね」

古畑「はいそうです。んーしかし女子高生が、しかも規律を重んじていそうな黒森峰の戦車道の隊員がビールなんかに興味を持つものなんでしょうか。あ、もちろん近道だって規律を破ってはいますけども」

まほ「興味ぐらいは持ちますよ。むしろ黒森峰の生徒だからこそ」
以下略



101: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:34:46.94 ID:7sNVc+qd0
まほ「いえ。この学園艦の学生の、年間のノンアルコールビール消費量は平均150リットルとも言われています」

古畑「150リットル!そんなに飲むんですか。いやぁー信じられないなぁ」

まほ「そんな場所ですから、ノンアルコールビールでは物足らず、アルコールの入ったビールに興味を持つ者がいてもおかしくないというわけです」
以下略



102: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/20(木) 23:36:27.05 ID:7sNVc+qd0
古畑「あ、そうだ西住さん。そういえばあなた、昨日雨を降らせたそうですね」

古畑「現場の土がぬかるんでいました。朝あなたにお会いしたときに、学園艦は基本的に天候が安定した海域を選んで航行していると聞いていたものですから気になったんです」

古畑「船舶科に確認をとったところ、一昨日あなたに雨の降る海域を航行してくれるよう頼まれたそうで、昨晩は東京湾を出て雨天だった八丈島近海を航行したそうです。間違いありませんか?」
以下略



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